安いという理由で「エコー」や「わかば」を買いましたが、これがマズイ！ こんなのタバコじゃねえ、と投げ捨てました。禁煙スタートです。 でもゴミ箱には捨てられず、誘惑に負けて結局全部吸うことに。その後も金欠時に文句を言いながら、何度か買っていました。

お互い金欠なので、焼け石に水でした。

長そうなあたりから指で伸ばして一服。短いものは爪楊枝で刺して一服。気分はルパン三世。

せっかくの長いシケモクでも、焼けて途中に穴が開くと吸えなくなります。穴を指で押さえると熱いので代わりにセロテープで補修して一服（テープのあたりが燃えるとビニール臭くなるので、寄り目で確認しながらの落ち着かない一服）。

シケモクをほぐして葉を集め、ちぎった辞書のページで丸めて一服。実際のところ映画のように舌でなめてもなかなか引っ付きません。どうすれば上手くできるのでしょう？　崩壊しないように両手の指で押さえながら、ぎこちない一服。

どうにもならないときは、ポイ捨てのシケモクを拾って一服。長いのが見つかると幸せでした。

他人の吐いた煙に顔を近づけて思いっきり吸い込みます。少し幸せになれます。成果は風向きに大きく左右されます。

起きていると吸いたくなるので、最終手段は眠ることです。うまくいけば夢の中でタバコが吸えます。